庭づくりや家庭菜園を始めたばかりの頃は、うまくいかないことが続きます。思い描いていた庭と違う、野菜が育たない、手入れが追いつかないなど、小さな失敗が重なることもあります。
私自身、最初から順調だったわけではありません。むしろ、あとから振り返ると、遠回りをしたなと感じることの方が多くあります。ただ、その失敗があったからこそ、今の庭づくりにつながっているとも感じています。
この記事では、これまでの庭づくりで実際に経験した失敗と、そこから学んだ反省点をまとめました。これから始める方や、少し行き詰まりを感じている方の参考になればうれしいです。
最初から完璧を目指してしまった 🌿
情報を詰め込みすぎた
始めたばかりの頃は、ネットや本で調べた情報をすべて取り入れようとしていました。土づくり、肥料、植え付け時期など、正しいことを全部やらなければと思い込み、結果的に何から手を付ければいいのか分からなくなってしまいました。
作業量を見誤っていた
理想の庭を思い描くあまり、最初から広い範囲に手を出してしまいました。管理が追いつかず、手入れが負担に感じるようになったのも、この頃です。
小さく始めればよかったと感じた
あとから思えば、まずは一角だけ、ひとつの野菜だけで十分でした。最初は成功体験を積み重ねることの方が大切だったと感じています。
💡POINT
庭づくりは完成形から逆算するより、今できる範囲から始めた方が続きやすくなります。
手入れのしやすさを後回しにした 🌱
見た目を優先しすぎた
配置や雰囲気を重視するあまり、通路が狭くなったり、作業しづらい場所が増えてしまいました。見た目は整っていても、手入れが大変だと次第に庭から足が遠のきます。
動線を考えていなかった
水やりや収穫のたびに遠回りをするような配置になっており、ちょっとした作業が面倒に感じていました。動線を意識するだけで、庭仕事はぐっとラクになると気づきました。
道具の置き場所に困った
作業中に使う道具を取りに行くたび、家と庭を行き来していました。道具の置き場所を決めていなかったことも、無駄な動きを増やしていた原因でした。
植えすぎて管理が追いつかなかった 🌼
成長後の姿を想像していなかった
苗を植えるときは小さく見えても、成長すると想像以上に広がります。そのことを考えずに植えてしまい、風通しが悪くなったり、病気が出やすくなったこともありました。
収穫のタイミングが重なった
同じ時期にたくさん収穫できるように植えてしまい、食べきれずに困ったこともあります。育てる楽しさと使い切る現実は、別に考える必要があると感じました。
間引く勇気がなかった
もったいないという気持ちから、間引きを後回しにしてしまいました。その結果、全体の生育が悪くなってしまったこともあります。
💡POINT
植える量は少なめから始めて、足りなければ増やすくらいがちょうどいいです。
天候や季節を甘く見ていた 🌧️
雨の日の影響を考えていなかった
水はけやぬかるみ対策を考えずに始めてしまい、雨の日に庭に出づらくなりました。結果的に、管理の間隔が空いてしまった時期もあります。
真夏と真冬の負担を想定していなかった
季節によって作業のしやすさは大きく変わります。特に真夏や真冬は、無理をすると庭づくり自体がつらく感じてしまいました。
季節ごとに力の入れ方を変えればよかった
一年を通して同じペースでやろうとしたことが、負担を大きくしていた原因でした。
失敗をネガティブに捉えすぎていた 🌱
うまく育たないことに落ち込んだ
思い通りに育たないと、自分のやり方が間違っているのではと悩んでいました。今思えば、それも経験の一部だったと感じています。
他の人と比べてしまった
立派な庭や収穫の写真を見るたびに、自分の庭と比べて落ち込むこともありました。それぞれの環境やペースが違うことを、当時は忘れていました。
続けることの価値に気づけなかった
一度でうまくいかなくても、続けていく中で見えてくることはたくさんあります。失敗も含めて積み重ねだと気づいたことで、気持ちがラクになりました。
💡POINT
庭づくりの失敗は、次の一歩を考えるためのヒントになります。
まとめ|失敗は庭づくりの一部 🌿
庭づくりでの失敗は、誰にでも起こります。最初からうまくいくことの方が少なく、試行錯誤を繰り返しながら、自分なりの形を見つけていくものだと感じています。
完璧を目指さず、少しずつ調整していくことで、庭は暮らしに馴染んでいきます。失敗も含めて、自分だけの庭づくりとして楽しんでみてください。


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