「糖尿病です」。あの時、医師から告げられた言葉を、私は今でも鮮明に覚えています。頭の中が真っ白になり、この先どうなるのだろうと不安でいっぱいでした。 特に不安だったのが食事です。甘いものが大好きだった私は、好きなものを好きな時に食べる生活とはお別れ。栄養バランスを考え、カロリー計算もしながら、毎日食事を作らなければいけない…。想像するだけで気が重くなりました。
そんな時、友人から「宅食」という言葉を聞きました。糖尿病の人向けのメニューもあると聞き、藁にもすがる思いで試してみることに。
これが、私の人生を変える大きな転機となりました。
まず、毎日の食事作りから解放されたことが、本当に大きなストレス軽減になりました。仕事で疲れて帰ってきても、栄養バランスの取れた温かい食事が待っている。こんな幸せがあるでしょうか?
しかも、カロリーや糖質量が管理されているので、自分で計算する手間もありません。血糖値を気にしながら食事をするストレスから解放され、心に余裕が生まれました。
食事だけでなく、運動も血糖値コントロールには欠かせません。とはいえ、激しい運動は苦手なので、近所を20分ほどウォーキングすることから始めました。天気が良い日は少し遠くまで足を伸ばしたり、音楽を聴きながら楽しく続けるように工夫しています。制限があるからこそ「健康的に過ごすためにどうすればいいのか」を考える良い機会にもなります。平日は仕事に追われてストレスも抱える生活はよくありません。せっかくの週末、ただ家にいるだけではもったいない。だからこそ、私はしっかり「ウォーキング」を楽しむことにしています。自然の中を歩くと、気持ちがスッキリします。日々のストレスから解放され、楽しい気持ちになります。これは、心の健康にも大切です。
糖尿病と診断されてから、好きな時間に、好きなものを好きなだけ食べる。という生活は大きく変わりました。でも、宅食と運動を取り入れたことで、前向きに、そして健康的に過ごすことができるようになりました。
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