小さな幸せを大切にする、やさしい暮らし

心のケア・ライフスタイル

糖尿病とともに過ごす毎日は、思っていた以上に変化の多い日々です。
数値に一喜一憂したり、食事に気をつけすぎて疲れたり。
そんな中で私が少しずつ学んだのは、
「大きな幸せよりも、小さな幸せを大切にすること」でした。

今日は、そんな“日々の中の小さな幸せ”についてお話しします。


🌸 朝の光に気づく瞬間

以前は朝起きても、すぐにスマホを見て、バタバタと家事や仕事の準備。
心に余裕がないまま一日が始まっていました。

でもある日、窓から差し込む朝の光にふと気づきました。
「今日も新しい一日が始まるんだな」と思うと、
なんだかそれだけで少し安心できたんです。

それ以来、朝はまずカーテンを開けて深呼吸をするようになりました。
たった数秒のことなのに、不思議と心が整う。
そんな“光の時間”が、今では私の朝の小さな楽しみです。


☕ 温かい飲み物と、静かな時間

午後のひととき、少し疲れを感じたら温かい飲み物を淹れます。
コーヒーでもハーブティーでも、その日の気分で。

カップを両手で包んで、ゆっくり香りを吸い込む瞬間。
体の奥からほっと温まって、心も落ち着いていきます。

「忙しい」と思っていたけれど、
ほんの5分でも“止まる時間”をつくると、気持ちがリセットされるんですよね。
それが私にとっての、午後の“小さな幸せ”です。


🌿 外に出て季節を感じる

糖質管理のために始めたウォーキング。
最初は“運動のため”だったけれど、
今では“季節を感じるため”の時間になっています。

風の匂い、木々の色、空の明るさ。
同じ道でも、日によって景色が違うことに気づくと、
自然と気持ちが穏やかになります。

「今日も歩けた」「この道に咲いてる花がきれい」
そんな小さな発見が、心を優しく満たしてくれるんです。


💌 小さな幸せを“言葉にする”

最近、寝る前にノートを開いて、
その日に感じた“よかったこと”を3つだけ書くようにしています。

  • お昼のスープがおいしかった
  • 空が澄んでいて気持ちよかった
  • 友だちからLINEがきた

どんなに小さなことでもいいんです。
書き出してみると、「今日も悪くなかったな」と思える。
不思議と、心が穏やかに1日を終えられます。


🌼 幸せは「探すもの」ではなく、「気づくもの」

昔の私は、「もっと頑張らなきゃ」「幸せになるために努力しなきゃ」と思っていました。
でも今は、幸せって“探すもの”ではなく、“気づくもの”なんだと感じています。

何気ない日常の中にある、
温かい光、香り、味、会話。
それらを感じ取れる心の余白こそ、本当の豊かさなのかもしれません。

焦らず、比べず、自分のペースで生きながら、
今日も小さな幸せを見つけていけたら──それで十分。

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