庭に出ると、どうしても元気のない株に目がいきます。葉が下がっているものや成長が止まっているものは気になりやすく、自然と視線が集まります。
一方で、何も問題なく育っている株は当たり前の存在になりがちでした。順調な様子は特別ではなく、ただそこにある景色の一部のように感じていました。
けれどある日、うまくいっている株だけをじっと見てみることにしました。弱っている理由ではなく、元気な理由を探してみようと思ったからです。
この記事では、元気に育っている株に共通していたことを、私なりの視点で順番に整理してみます。
乾き方が安定していた
元気な株は土の乾き方が安定していました。極端に早くもなく、いつも同じくらいの時間で軽くなります。水やりの判断に迷うことが少なく、自然とリズムができていました。
弱る株は乾き方がばらついていました。急に軽くなったり、いつまでも湿っていたりします。管理する側の判断も揺れやすくなります。
乾く速度が整っていると、株の様子も落ち着いて見えました。安定は派手ではありませんが、続いていること自体が強さのように感じました。
💡POINT
勢いよりも一定のリズムが続いていることの方が安心材料になりました。
置き場所が変わっていなかった
元気な株ほど置き場所が固定されていました。日当たりも風も大きく変わらず、環境の変化が少ない状態です。
弱る株は、良かれと思って何度も動かしていました。少し日が足りない気がすれば前に出し、暑そうに見えれば奥へ戻します。
変化を与えているつもりでしたが、落ち着く時間を奪っていたのかもしれません。元気な株は環境の揺れが少ない印象がありました。
💡POINT
整えることと動かすことは似ているようで違うと感じました。
手を入れすぎていなかった
元気な株は特別な世話を受けているわけではありませんでした。肥料が多いわけでもなく、水を頻繁に与えているわけでもありません。
むしろ心配で触る回数が少ない株の方が安定していることに気づきました。手をかける量と元気さは比例していないように見えました。
弱っている株ほど確認の回数が増え、土を触り、位置を動かし、刺激を与えていました。元気な株は静かな時間が多かった印象です。
💡POINT
世話の量より干渉の少なさが影響しているように感じました。
変化がゆっくりだった
よく伸びる株よりも、少しずつ動く株の方が長く安定していました。勢いよく伸びると嬉しくなりますが、その後止まることもあります。
一方で、ゆっくりでも止まらない株は安心感があります。見た目の派手さより、続いていることの方が価値があるように思えました。
変化の大きさではなく、止まらないことを基準にすると見え方が変わります。成長の速さより安定の持続が印象に残りました。
💡POINT
速さより止まらないことを基準にすると焦りが減りました。
周りと比べていなかった
元気な株を他の株と比べることはあまりありませんでした。調子の悪い株と並べて見ると差が目立ちますが、単体で見るとただ自然に育っているだけです。
比較は判断を早くしますが、同時に焦りも生みます。元気な株は比べられることなく、そのままの状態で保たれていました。
うまくいっている状態は、特別なことをしている結果ではなく、余計な比較をしていない時間の積み重ねかもしれません。
💡POINT
比べない時間が安定を保っているように見えました。
まとめ
元気な株に共通していたのは、特別な工夫や強い刺激ではありませんでした。乾き方が安定し、置き場所が変わらず、手を入れすぎないことが重なっていました。
何かを足すよりも、揺らさないことの方が影響しているように感じます。問題を探す視点から、うまくいっている状態を見る視点へ少し動かすだけで、管理の迷いは減りました。
💡POINT
直す前に基準を持つことが、結果的に一番の近道になるのかもしれません。


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