朝はまだ空気が動いていない時間です。日差しもやわらかく、葉の影がはっきりと地面に落ちます。昼とは違う静けさがあります。
忙しい日は通り過ぎるだけになりますが、少し早く起きられた日は庭に出るようにしています。特別な作業をするわけではありません。
ただ立って眺めるだけの時間です。動かさず、直さず、まずは全体を見るようにしています。
以前は水やりを最初にしていましたが、今は見る時間を先に置いています。それだけで判断の焦りが減りました。
この記事では、朝の庭時間で私が見ていることを、順番に整理してみます。
葉の向き
朝は葉の向きが分かりやすい時間です。光に向いているか、下がっているか、昨日と違う角度になっていないかを見ています。
触らずに見るだけですが、前日との小さな違いに気づきます。元気な株は自然に光へ向かい、無理のない角度で広がっています。
弱っている株は向きが揃わないことがあります。少しだけ葉が閉じていたり、端が垂れていたりします。
葉の色よりも、向きの違いの方が早く変化を教えてくれました。角度はその日の調子を静かに伝えてくれます。
💡POINT
色より形より、向きがいちばん早く状態を知らせてくれました。
土の表面
朝は土の色も見やすい時間です。光が斜めに当たるため、湿りと乾きの境目が分かりやすくなります。
水やりをする前に、まず色を見ます。昨日より少し薄い色になっているかどうかだけを確認します。
触らなくても判断できる日は多くあります。乾き方がいつもと違う日は、環境が変わっている日でもあります。
急に乾く日もあれば、思ったより湿りが残る日もあります。その違いを受け取るだけで十分なことが増えました。
💡POINT
水を与える前に、土の様子を受け取る時間を持つようにしています。
全体の静けさ
朝は風が弱く、葉の動きが少ない時間です。そのため自然な揺れと違和感のある揺れが分かりやすくなります。
静かな状態で見ると、株同士の距離感も感じられます。混みすぎていないか、どこか窮屈そうにしていないかを見ています。
整っている日は、全体に無理がありません。高さも広がりも自然に揃っています。
どこか浮いて見える株は、その日のうちに変化が出ることがあります。小さな違和感は朝のうちに見つかることが多いです。
💡POINT
動きが少ない時間ほど、小さな違和感がはっきりします。
手を動かす前の判断
朝の時間は、すぐに手を動かさないようにしています。まず見て、感じて、それから必要なことだけをします。
以前は気づいた瞬間に直していましたが、今は少し待つようになりました。
待つことで、本当に必要な作業だけが残ります。動かす前に考える時間があると、作業は少なくなります。
朝の判断はその日の管理を決めます。焦らないことが一番の作業だと思うようになりました。
💡POINT
気づいた瞬間に動くより、少し置く方が整うことが増えました。
変化の積み重ね
朝の観察は、今日のためだけではありません。数日の変化を重ねて見るための基準になります。
昨日と今日だけを見ると小さな違いですが、三日続けて見ると方向が見えてきます。
伸びているのか止まっているのか、勢いがあるのか落ち着いているのかが少しずつ分かります。
速さよりも、止まっていないかどうかを見るようになりました。
💡POINT
毎朝の積み重ねが、静かな判断を支えてくれています。
まとめ
朝の庭時間は作業の時間ではなく、整える時間になりました。触る前に見ることで、管理の揺れが少なくなります。
特別なことをしているわけではありませんが、動かさない時間があるだけで一日の判断が軽くなります。
朝の静けさは、株の様子だけでなく自分の気持ちも整えてくれるように感じています。
💡POINT
動き出す前の時間が、その日の管理を決めているのかもしれません。


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