家庭菜園では水やりや日当たりを意識していても元気がなくなることがあります
そのとき多くの人が水不足や病気を疑いますが実際には栄養バランスの乱れが原因のことが多いです
植物は不足している栄養によって葉の色が変わります
つまり葉の色を見るだけで原因の大半を特定できます
この記事では初心者でも判断できるよう症状ごとの見分け方を整理します
栄養不足は大きく5種類に分かれる
葉の変化は主に次の不足で起こります
窒素不足
リン酸不足
カリウム不足
カルシウム不足
微量要素不足
重要なのはやみくもに肥料を増やさないことです
不足の種類を間違えると逆効果になります
全体が薄い緑になる場合
株全体が均一に色あせている状態です
これは窒素不足の典型です
古い葉から薄くなる
成長がゆっくりになる
茎が細くなる
土中の栄養消費
雨や水やりによる流亡
根の吸収力低下
速効性の追肥を少量与える
数日で色が回復すれば適量です
葉の縁が黄色くなる場合
葉の外側から変色する症状です
カリウム不足の可能性が高いです
縁から枯れ込む
実つきが悪くなる
病気に弱くなる
カリ分を含む肥料を与える
液肥より粒肥が安定します
葉が紫っぽくなる場合
寒い時期によく出る症状です
リン酸不足が疑われます
生育が止まる
根の伸びが悪い
低温時に発生しやすい
土温を上げる
即効性リン酸を少量補給
新芽が白くなる場合
先端だけ色が抜ける状態です
カルシウム不足の可能性があります
新芽が変形する
葉が波打つ
実が腐りやすくなる
石灰資材またはカルシウム液肥を使用
葉に斑点が出る場合
不規則な色抜けです
微量要素不足の可能性があります
まだら模様
生育不良
回復が遅い
総合微量要素入り液肥を与える
野菜ごとの出やすい症状
ミニトマトでは先端の葉が縮れやすくカルシウム不足が出やすいです
きゅうりでは縁の黄化が出やすくカリ不足になりやすい傾向があります
葉物野菜では全体が薄くなり窒素不足が起きやすくなります
同じ肥料を与えていても野菜の性質で不足の種類は変わります
季節による違い
春は根の活動が弱くリン酸不足が起きやすくなります
真夏は吸収量が増えカリ不足が出やすくなります
秋は成長が緩やかになり窒素不足が目立ちます
冬は吸収自体が止まり肥料不足に見えても追加は不要な場合があります
季節と気温を確認してから追肥量を決めます
量の判断基準
肥料は一度に改善させるのではなく回復を確認しながら調整します
追肥後3日で色が濃くなれば適量
変化がなければ少量追加
濃くなりすぎた場合は水だけ管理
少量ずつの調整が根を守ります
よくある間違い
色が薄いときすぐ肥料を大量に与えると根を傷めます
不足は少量ずつ補うのが基本です
また日照不足でも色は薄くなります
肥料前に環境確認が必要です
判断の順番
1 全体か部分かを見る
2 古葉か新葉か確認
3 気温を確認
4 適量追肥
この順に判断すると失敗を減らせます
まとめ
葉色の変化は植物からの重要なサインです
原因を特定してから補給することで回復が早くなります
適切な量を適切な種類で与えることが家庭菜園を安定させる基本になります


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