家庭菜園の土づくりでよく出てくる
「赤玉土」「腐葉土」「堆肥」 の3つ。
ホームセンターでも必ず見かける定番の資材ですが、
初心者には違いがわかりにくく、
「どれを買えばいい？」「全部必要なの？」
と迷うことが多いです。
でも安心してください。
この3つの役割はとてもシンプルで、
基本をおさえるだけで 土づくりの質がグッとアップ します。
この記事では、それぞれの特徴と
家庭菜園での“正しい使い分け”をわかりやすく解説します🌱✨
赤玉土（あかだまつち）とは？🌋 通気性UPの“骨組み”素材
赤玉土は、火山灰が固まってできた粒状の園芸用土。
家庭菜園では 土の通気性と水はけをよくする“基本構造材” として使われます。
赤玉土の特徴
- 粒がしっかりしていて崩れにくい
- 通気性がよく、根が伸びやすい
- 水はけが良い
- 水もちもほどほどで扱いやすい
赤玉土が向いている用途
- 野菜用の土のベースに
- プランター栽培全般に
- 室内の観葉植物にも◎
赤玉土の注意点
- 粒が潰れてくると効果が落ちる
- 使いまわしの場合はふるい分けが必要
腐葉土（ふようど）とは？🌳 土を“ふかふか”にする柔らか素材
腐葉土は、落ち葉を発酵させて作る自然素材。
土の中で微生物が増え、
ふかふかで柔らかい土を作る役割 があります。
腐葉土の特徴
- とにかく“軽い”
- 土をふわっと柔らかくする
- 微生物を増やし、土の環境が安定
- 水もちがよくなる
腐葉土が向いている用途
- プランターの土に少量混ぜる
- 庭土の改良
- 固い土を柔らかくしたいとき
- 根菜類（にんじん・大根）にも最適
腐葉土の注意点
- 粗いものは虫が出やすい
- 安すぎる商品は未熟（発酵が不十分）の場合も
- 匂いがするものは避けると安心
堆肥（たいひ）とは？🌱 栄養と微生物を補う“土のごはん”
堆肥は、
落ち葉・樹皮・家畜のふんなどを発酵させて作ったもので、
土の栄養分を高める 肥料に近い改善材 です。
堆肥の特徴
- 栄養たっぷり
- 微生物が一気に増える
- 根が元気に伸びやすくなる
- 水もちがよくなる
堆肥が向いている用途
- 庭の地植え
- 野菜をたくさん育てたいとき
- トマト・ナス・キュウリなど肥料食いの野菜向け
- 収穫量を増やしたいとき
堆肥の注意点
- 入れすぎると逆に根が弱る
- 動物性堆肥は独特のにおいが出る
- 発酵が不十分な堆肥はトラブルの原因に
3つの違いは“役割”を知れば一気にわかる📝
まとめると、3つの役割は全く違います👇
赤玉土＝土の骨組み（通気性＆水はけ）
例えるなら「家の柱」。
腐葉土＝ふわふわベッド（柔らかさ＆微生物）
土を軽くし、根が動きやすい環境を作る。
堆肥＝栄養のごはん（肥料に近い役割）
野菜に必要な栄養や微生物を供給。
家庭菜園での“黄金比率”はこれ🌟
初心者が失敗しにくい
プランター用の黄金比率は👇
赤玉土：腐葉土：堆肥＝5：3：1（＋元肥）
- 赤玉土で通気性と水はけを確保
- 腐葉土でふかふかに
- 堆肥で栄養を補給
市販の培養土も、実はこの考え方に近い配合で作られています。
使い分けの実例｜こんなときはこれを使う🌱
土が重くて固い → 腐葉土をプラス
ふわっと軽くなる。
水はけが悪い → 赤玉土をプラス
根腐れ防止に。
野菜の元気が出ない → 堆肥を少量プラス
栄養を補給。
プランターの土を再利用する → 腐葉土 or 再生材を追加
通気性を維持。
庭の土を改良したい → 腐葉土＋少量の堆肥
硬い庭土がふかふかに蘇る。
まとめ｜3つを理解すれば土づくりの不安がなくなる🌼
赤玉土＝骨組み
腐葉土＝ふかふかの素
堆肥＝栄養源
この3つの役割を知るだけで、
家庭菜園の土づくりが驚くほどシンプルになります。
今日のポイント👇
- 赤玉土は通気性UP
- 腐葉土は柔らかさと微生物
- 堆肥は栄養と水もち
- 使い分けを理解すれば失敗が激減
土の基本をおさえるだけで、
家庭菜園の育ち方が驚くほど変わります🌱✨
コメント